かみ合わせ治療

このようなお悩みありませんか?

 

・かみ合わせに違和感がある。
・かみ合わせが安定しない。
・歯が破れてしまった。

良いかみ合わせと悪いかみ合わせ

かみ合わせとは、上下の歯の接触状態を言います。
上の歯と下の歯の接触状態が良く、かみ合う力のバランスがとていて、顎関節、筋肉、歯、骨にダメージが及びにくい状態が「かみ合わせが良い」と言えます。
それに対して、上の歯と下の歯の接触状態が悪く顎関節、筋肉、歯、骨のどこかにダメージが及びやすい状態が「かみ合わせが悪い」と言えます。

かみ合わせが悪いと

かみ合わせが悪いと、悪くない歯が突然割れてしまったり、歯が異常にすり減ったり、またお口の周りの筋肉の疲労感や痛みなどの症状が出ることがあります。
このような症状が出てしまった場合は治療の対象となります。
これらは一見、歯並びが悪くなくても起こってしまうことがあります。

理想の噛み合わせとは

  1. 顎関節、筋肉が安定した顎の位置で、奥歯がしっかりかみ合う事。顎関節や顎を動かす筋肉が生体と調和した安定した位置である事が大切です。そして、その顎の位置で前後左右にずらされる事なく、奥歯全体がしっかりかみ合う事が理想です。これにより、上下の垂直的なかみ合う力を奥歯でしっかり支えられます。奥歯がしっかり噛む事で垂直的な力を支える事のできない前歯を守ります。

  2. 顎を左右前後に動かした時に、上下犬歯を含めた前歯どうしがガイドとなってあたり、同時に上下奥歯はあたらない事。

    顎を前後左右にずらしたとき上下の前歯があたることで水平的な力のバランスをコントロールでき、それにより奥歯には有害な水平的な力を受けにくくします。前歯のかみ合わせが奥歯を守ります。

理想のかみ合わせでないと全てダメなのか?と言うとそんな事はありません。かみ合う力のバランスをとりやすいポイントが上記の2つであって、かみ合う力の弱い方、歯や、歯を支えている骨に抵抗力がある方、丈夫な歯の方などは理想じゃなくても臨床的に問題が出ないこともあります。

治療方法

かみ合わせの治療方法は以下の3つです。

  1. 矯正治療で歯の位置を改善する。(根本的改善ができますが、年単位の時間と費用がかかります。)

  2. 補綴処置(歯を削りクラウンやアンレーをかぶせる)、修復処置(コンポジットレジンなどを充填築盛)で歯の形態を改善する。

  3. 歯の形態修正。(有害な接触面をわずかに削合し、形態を修正する方法。現状のかみ合わせの状態の中でバランスをとる方法です。)

以上の3つの方法の中からお口の状況などを踏まえながら、1つもしくは複数用いてかみ合わせの治療をおこないます。